人間関係に悩む看護師に伝えたいこと

職場で働く人の大半が女性で、しかも幅広い年齢層の人が集まる看護師。そんな看護師が人間関係で悩むケースは少なくありません。

もちろん人の命を預かる仕事ですので、お互いに厳しくしないといけない場面もありますが、現実には必要以上に理不尽に怒る上司やまったく協力的でない反抗的な後輩など、うんざりするような状況が繰り広げられている現場は存在しています。

看護師の中には、患者さんの前以外でテンションが低く、機嫌が悪いのかと思うくらいの態度で仕事をしているような人もいらっしゃるかと思います。
これは職場の雰囲気を考える程に余裕がなく気が回らないのが原因だと推測できますが、ずっと冴えない顔で仕事をするのは自分自身にとっても良くありません。ある研究では作り笑いであってもストレスを軽減し、緊張をほぐすことがわかっています。
皆がピリピリしていても、できるだけ笑顔は忘れないようにしましょう。

また、人間関係の衝突を防ぐためには、「人によって仕事のポリシーが違う」ことを理解する必要があります。
患者さんとの対話を大事にする人、効率よく仕事をすることが一番と考える人、などさまざまな価値観の人が集まっています。

これを忘れて他人にまで自分の価値観を押し付けてしまうといらぬ摩擦を引き起こすので注意しましょう。日頃の自分の行動にも、同僚に対する思いやりや感謝を忘れていないか、時には振り返ってみるのも良いかもしれません。

ただ、独りよがりな人がいる場合はきちんとその人に指摘する必要はあります。目に余る行動・言動をする人がいるのなら、一人で戦おうとするのではなく、まずは師長や主任に相談しましょう。